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新興銘柄ファンのブログ

2019年3月2日 相場雑感

 

〇 株価指数

 

 

3/1終値、2/22比騰落率、昨年末比騰落率をみると

 

 

日経平均 21602 +0.83 +7.93

TOPIX 1615 +0.39 +8.14

マザーズ 928 +1.33 +14.36

日経JQ 3477 +0.81 +8.33

NYダウ 26026 -0.02 +11.57

S&P500 2803 +0.39 +11.84

ナスダック 7595 +0.90 +14.47

ラッセル2000 1589 -0.03 +17.88

BOVESPA 94603 -3.35 +7.64

FT100 7106 -1.00 +5.63

DAX 11601 +1.26 +9.88

上海総合 2994 +6.77 +20.05

ハンセンH株 11506 +0.70 +13.65

ハンセン 28812 -0.01 +11.48

SENSEX30 36063 +0.54 -0.01

RTS 1187 -0.92 +11.37

 

 

今週の動きでは、上海総合 +6.77%でそれ以外では、マザーズ+1.33%、DAX +1.26%ですから断トツの値上がりで、世界中から米中通商協議の進展から合意、決着に向けた買いが入った。上海総合は、昨年高値1/24 3559→今年安値1/3 2464 ▲30.76%、現在2994ですから安値より △21.49%。

 

 

昨年末比の動きでは、△10%超えは、マザーズ、NYダウ、S&P500、ナスダック、ラッセル2000、CAC40、上海総合、ハンセンH株、香港ハンセン、ロシアRTS等反発している。

 

 

ここでも、中国上海総合 △20.05%は断トツのパフォーマンスである。しかし昨年高値 3559からは、-15.89%でまだ値下がりが大きい。

 

 

ここで昨年高値比 下落率の小さい順つまり昨年高値を更新できる指数はというと

 

① NYダウ -2.99% ② ジャカルタ総合 -2.89% ③ BOVESPA -4.04% 

④ S&P500 -4.34% ⑤ ナスダック -6.34% ⑥ CAC40 -6.65%

 

 

ちなみに、日経平均 -10.99% TOPIX -15.45% マザーズ -31.47% 日経JQ -19.10%で新興市場のパフォーマンスは世界一悪いのが現状である。

 

 

もし、ブラジルBOVESPAに続き新高値になるとしたら米国3指数が一番有力ですね。

 

 

東京市場が、昨年の高値を更新するイメージは沸かないですが、中国上海総合 -15.89%、ハンセンH株 -17.59%、香港ハンセン -13.10%を考えると、日本株は見放されている現状です。

 

 

〇 為替

 

 

3/1終値、2/22終値、昨年末比騰落率

 

 

ドル 111.90 110.68 +2.05

ユーロ 127.28 125.52 +1.35

ポンド 147.79 144.46 +5.76

ロシアルーブル 1.6969 1.6927 +7.95

トルコリラ 20.818 20.806 +0.42

豪 79.23 78.88 +2.64

中国人民元 16.682 16.477 +4.69

南アランド 7.8601 7.9027 +3.22

メキシコペソ 5.8046 5.7774 +3.96

ブラジルレアル 29.648 29.528 +4.97

 

 

昨年末比で軒並み円安になっている。これらは、いくつかの要因がある。

 

 

① 米国経済の復調と利上げ期待の復活 ②市場のリスクセンチメントの改善 ③ 原油価格の上昇 ④ 日本勢の対外証券投資の活発化等が考えられる。

①において米国株式市場上昇等、マーケット商品の上昇が言える。

 

 

個人的には、今年のピークを付けに行っているように思っています。年末までに100円ぐらいを想定しています。逆に要因として考えられること

 

 

① 米国経済の景気後退懸念の台頭 ② 米国金利の急上昇 ③ 地政学リスクの台頭 ④ 日本国債の利回り上昇による対外証券投資の縮小 ⑤ 日本経済のデフレ回避 ⑥ 統一地方選参議院選挙での与党の苦戦 ⑦ 日銀の金融政策正常化観測の台頭等

 

 

結論 

 

今後円安が進む可能性よりも円高になる可能性のファクターの方が多い。112~113円はある可能性も否定できないが、現状をピークに時間を追う毎に、100円に向かって円高は進むとみています。

 

 

〇 債券

 

 

3/1終値、2/22終値、昨年末比騰落率

 

 

日本10年債 -0.007 -0.037 -333.33

米国10年債 2.7531 2.6518 +2.57

米国5年債 2.5562 2.5066 +1.53

米国2年債 2.5526 2.5245 +2.35

独10年債 0.183 0.096 -56.43

英10年債 1.296 1.158 +8.91

スイス10年債 -0.222 -0.281 +5.71

豪10年債 2.405 2055 -8.56

インド10年債 7.377 7.350 +0.78

メキシコ10年債 8.157 8.257 +6.91

ブラジル10年債 9.045 8.963 -10.31

 

 

米国株式が、高値挑戦をしそうなため、米国10年債は上昇懸念がある。これらが、ドル高の大きな要因で、10年債利回り3.00%ぐらいあるかも、ドル円で113円ぐらいあっても不思議ない。10-12月期の米国GDPは良かったが、今後1-3月期、4-6月期、7-9月期と徐々に減速する可能性を考えると、金利上昇が株価の上昇も抑える可能性も高く利回り低下と読んでいます。

 

 

〇 相場考

 

 

米国株高、ドル高円安、原油高等年末の安値から値を戻しており、徐々に強気派が増えつつあります。少し読みにくい要因もありますので、今週大幅下落等はないと思いますが、大局を見ると、売り上がり作戦が有望に思えます。

 

 

リスク管理が必要で、特に新興市場IPO(新規公開)を再開して値動きのいい。証券マンでは、日計り(今日買って今日売る)や翌計り(今日買って翌日売る)が増えつつあって、祭が始まったようだ。いつも後始末が大変になり、屍累々になります。

 

 

投資家サイドにも問題がある。短期順張り作戦は比率を考え100%にしないこと。一方の長期逆張りも視野に入れ株式投資をすること。銘柄数を極端に増やさないこと。これらがしばらくしてから役に立つと思いますので、現在は忠告程度に思ってください。調子に乗るなと言いたいだけです。

 

 

今日は、堅い話で申し訳なかったです。

最後まで読んで下さりありがとうございました。

また明日。

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