ONARU BIZ CLUB

新興銘柄ファンのブログ

2019年2月16日 相場雑感

今日の京都は、寒いながらも天気が良く京都御所に出かけてみました。梅、桃、枝垂桜、ソメイヨシノ、八重桜という一番好きな季節になります。白梅が満開で、寒い中でも季節は移り変わっているんだと実感しました。

今週を振り返ってみましょうか。

 

 

〇 株価指標

 

2/15終値、2/8比騰落率、昨年末比騰落率

日経平均 20900 +2.79 +4.43

TOPIX 1577 +2.46 +5.57

マザーズ 862 +1.07 +6.16

日経JQ 3397 +0.82 +5.83

NYダウ 25883 +3.09 +10.96

S&P500 2775 +2.50 +10.72

ナスダック 7472 +2.39 +12.62

ラッセル2000 1569 +4.17 +16.36

BOVESPA 97525 +2.29 +10.97

FT100 7236 +2.34 +7.56

DAX 11299 +3.60 +7.02

上海総合 2682 +2.45 +7.56

ハンセン 27900 -0.16 +7.95

SENSEX30 35808 -2.02 -0.72

RTS 1177 -1.85 +10.45

 

今週は、ラッセル2000 +4.17%、DAX +3.60%、NYダウ +3.09%等主要指数は高かった。米国暫定予算、政府機関閉鎖問題が好転、米中貿易協議も進展の期待で上昇した。

 

昨年末比では、やはりラッセル2000 +16.36%、ナスダック +12.62%、BOVESPA +10.97%、NYダウ +10.96%、S&P500 +10.72%等軒並み+10%以上の上昇になっている。米国株高が、世界に株高に好影響している。NYダウ高値 26828(18/10/3)まで945ドル、率にして3.52%で更新できれば、ナスダック、FT100、先進国株式市場が追随するのだろう。

 

米中貿易協議は、結論出ないまま期日延期の公算高い、英国のEU離脱問題も進展するか疑わしい。2/20に公表されるFOMC議事要旨(1月開催分)に注目である。ハト派寄りの決定内容だったが、議論はあった筈。内容次第で債券安(金利上昇)→ドル高だが、今週発表の小売売上高9年9か月ぶりの悪化を示したことから金利上昇は株式市場にはネガティブな反応の可能性もあって、ドル金利の上昇は、逆に株安、ドル円の下落(109円割れ)になる可能性もあって、マーケットの転機なることも想定して置いた方が無難である。

 

〇 為替

 

2/15終値、2/8終値、昨年末比騰落率

 

ドル円 110.48 109.74 +0.76

ユーロ 124.77 124.28 -0.65

ポンド 142.44 142.01 +1.93

トルコリラ 20.954 20.905 +1.07

豪ドル 78.93 77.77 +2.45

中国人民元 16.30 16.262 +2.30

南アランド 7.8466 8.0460 +3.05

メキシコペソ 5.7422 57489 +2.84

ブラジルレアル 29.852 29.419 +5.69

 

為替は、今年になって動きが小さいが2/20 FOMC議事要旨(1月分)発表が波を立てる可能性ががある。ただ、3月に向かい本格化する本邦勢の円転需要が高まる頃合いなので円高に注意が必要。

 

欧州は、2/19ドイツZEW景況感指数、2/22ドイツIfo期待指数、スペインの政治情勢も懸念であるが、引き続き経済指標の持ち直しを待つ展開なので、ユーロ安よりもユーロ高の方が大きいように思う。

 

中国人民元は、米中通商協議で進展があるとの期待が強いが、隔たりも大きく楽観できなく個人的には期間延長であろう。安易な妥結は米国にとっても中国にとっても取り返しのつかない事態を招くので簡単でない。人民元相場が大きく動かないのが象徴しているようだ。

 

〇 債券

 

2/15終値、2/8終値、昨年末比

 

日本10年債 -0.021 -0.029 -800

米国10年債 2.6626 2.6339 -0.80

米国5年債 2.4931 2.4445 -0.98

米国2年債 2.5141 2.4650 +0.81

ドイツ10年債 0.101 0.087 -75.95

英国10年債 1.160 1.151 -2.52

豪10年債 2.100 2.104 -20.15

インド10年債 7.359 7.335 +0.53

メキシコ10年債 8.329 8.303 +9.16

ブラジル10年債 8.781 8.991 -12.93

 

金利は低下傾向にある。前回FOFCが利上げを打ち止めにしてから1年3か月後に利下げした。利上げの最終を18年12月としたら20年3月に利下げというスケジュールになるか。

 

上述のFOMC議事要旨(1月分)で金利上昇があっても株安を招くだけでしばらく株高を享受したいなら緩やかな金利低下が望ましい。そうなるとドル安=円高になる。

 

株式指標に影響を与えるのは、為替と金利である。米国10年債が下降すれば、基本的に円高であり日本株式は下落する。密接な関係なので、株式、為替、債券に注意をしながら投資を考えるべきでしょう。来週からじわりと円高になりそうで、それを株式市場がどう織込むのかが注目点です。

 

本日は、堅い話ばかりで申し訳ございませんでした。

最後まで読んで下さりありがとうございました。

また明日。