ONARU BIZ CLUB

新興銘柄ファンのブログ

2019年3月16日 相場雑感

 

来週は、FOMC(日本時間3/21未明)を控え重要週になりそうです。英国政府による離脱案、再採決期限が3/20です。3/21 EU首脳会議で何かハードルが高そうな週に感じます。

 

〇 株価指数

 

 

3/15終値、3/8比騰落率、昨年末比騰落率

 

日経平均 21450 +2.02 +7.18

TOPIX 1602 +1.92 +7.26

マザーズ 923 +2.65 +13.74

日経JQ 3426 +0.73 +6.75

NYダウ 25848 +1.57 +10.81

S&P500 2822 +2.89 +12.59

ナスダック 7688 +3.78 +15.87

ラッセル2000 1553 +2.08 +15.20

BOVESPA 99136 +3.96 +12.80

FT100 7228 +1.74 +7.43

DAX 11685 +1.99 +10.67

上海総合 3021 +1.75 +21.17

ハンセン 29012 +2.78 +12.25

SENSEX30 38024 +3.69 +5.42

RTS 1196 +1.46 +12.25

 

週間ベースで見ても総じて上昇している。新興国株式の方がパフォーマンスが高い。米国10年債の利回り低下からリスクオンになっている。

 

昨年末比では、ブラジルBOVESPAが新高値で終了した。世界の株価指数で昨年高値比で小さい順では、ブラジルBOVESPA、インドSENSEX30(-2.24%)、ジャカルタ総合(-3.47%)、NYダウ(-3.65%)、S&P500(-3.69%)、フランスCAC40(-4.16%)

 

 

上海総合、香港ハンセン指数が急回復して、日本、ドイツに並んできた。日本の市場の出遅れというか3月決算前の法人の決算対策売りや、3月に入っても外人の売り(3/8現在)5688億円が止まらないこと等需給の悪さによるものが大きい。

 

 

〇 株価諸指数

 

3/15終値、3/8終値、昨年末終値

 

日本株

 

 

空売り比率 42.3 50.3 47.5

PER 12.50 12.26 11.22

EPS 1716 1714 1783

PBR 1.13 1.11 1.04

BPS 18983 18941 19244

日経平均VI 16.03 19.81 29.32

騰落レシオ 101.84 98.51 77.88

信用評価損率 -16.01 -13.15 -19.21 ※19.3.8現在

NT倍率 13.38 13.37 13.40

外人(週)-5688 -1952 -578 ※19.3.8現在 単位:億円

外人(月)-5688 -4178 -13543 ※19.3.8現在 単位:億円

 

需給が悪い。空売り比率が高く、いつまで経っても改善しない信用評価損率、買い越しにならない外人の現物買い等です。これでは、上値は取れません。

 

<その他>

 

VIX指数 12.88 16.05 25.42

SOX指数 1392 1318 1155

ビットコイン 444481 426901 405992

WTI原油) 58.39 56.04 45.41

GOLD(金) 1302 1298 1281

 

米国株式市場が新高値を狙える水準まで戻しているので、VIX指数(恐怖指数)が急改善している。来週のFOMCへの期待もあるでしょう。SOX指数(フィラデルフィア半導体指数)にも変化が出ており、高値(18/3/12)1445.9に近づきつつあり、これも5Gへの期待でしょう。

 

 

ビットコインWTI原油)もリスクオン状態で、かなりの期待買いを感じます。半面、GOLD(金)1302 は、ドルへのヘッジ買いを示していて、ドル信任ばかりでないことの表れでしょう。

 

 

〇 為替・債券

 

3/15終値、3/8終値、昨年末終値、昨年末比騰落率

 

 

ドル円 111.45 111.15 109.65 +1.64

ユーロ円 126.23 124.94 125.38 +0.52

ポンド円 148.18 144.66 139.74 +6.04

中国人民元 16.598 16.533 15.934 +4.17

 

今週のFOMCでは、パウエル議長が迅速に行動する姿勢を強調するように思う。

 

① 2019年の成長見通しの下方修正

② 2019年の失業率、インフレ率見通しは、前回通り

③ 中立のFF金利も前回通り

④ バランスシートの縮小については、丁寧な説明がある気がする。

⑤ 不確実性要因に対して、リスク管理の金融政策運営を強調

 

マーケットの信頼を得ることを目標にして、株式が新高値になるか①の背景である中国の指標に減速の動きがみえ、欧州も経済見通しを引き下げている。追加利上げなどない現実に、思い切って利下げの意見等に言及なら株式市場は大きく反応するが、上記では、上がるだろうか。

 

 

米国10年債 2.5871 2.6285 2.6842 -3.62

米国5年債 2.3951 2.4303 2.5178 -4.87

米国2年債 2.4378 2.4610 2.4939 -2.25

日本10年債 -0.034 -0.033 0.003  -

ドイツ10年債 0.084 0.069 0.42 -80.00

英国10年債 1.211 1.189 +1.76

 

 

先週の雇用統計で非農業部門雇用者数の伸びが2.0万人で、異常値としてみなし一時的なものと力強い雇用は続くと言い続けるのだろうが、米国債券利回りで、2年債の利回りが目立ってきた。景気の減速から長短金利は逆転するものだが、気配は徐々に来つつある。

 

 

米国10年債利回り2.5871%とFOMCでのハト派姿勢をマーケットは織り込みつつあって、ドル円の上値は重い気がする。ひとえに110円割れを示すと、3/21春分の日で日本は休場のため3/22(金)週末の株価は影響を受ける。

 

 

今週もIPO(新規公開)が5社あって3/19話題のミンカブ、3/20 ギークスに人気が集まりそうだ。どんどん売買金額50億円超え銘柄が出てきており、今週の新興市場も活況が予想され腕を試す週になりそうです。

 

 

株式投資はご自分で決定してください。

最後まで読んで下さりありがとうございました。

また明日