2019年2月9日 相場雑感
欧米市場も取引終了し、今週を振り返ってみましょう。FRBパウエル議長の俊敏な対応で米国株式市場が強い動きです。
〇 株価指数
2/8終値、2/1比騰落率、昨年末比騰落率をみると
日経平均 20333 -2.19 +1.59
TOPIX 1539 -1.61 +3.03
マザーズ 853 -3.76 +5.03
日経JQ 3369 -0.19 +4.97
NYダウ 25106 +0.17 +7.63
S&P500 2707 +0.05 +8.02
ナスダック 7298 +0.47 +9.99
ラッセル2000 1506 +0.29 +11.70
BOVESPA 95343 -2.57 +8.48
FT100 7071 +0.73 +5.10
DAX 10906 -2.45 +3.29
CAC40 4961 -1.15 +6.05
上海総合 なし
ハンセンH株 10956 -0.97 +8.22
レッドチップ 4370 -0.79 +4.83
ハンセン 27946 +0.06 +8.13
タイSET 1651 +0.02 +5.61
ジャカルタ 6521 -0.26 +5.28
SENSEX30 36546 +0.21 +1.33
RTS 1199 -0.96 +12.52
こうしてみると、米国株式の強さに対して日本株式の弱さが目に付きます。原油高も目立ち資源国株式の上昇もロシアRTSで判ります。ブラジルBOVESPAは、一服となったが、世界の株価は今年に入り戻り歩調です。高値まで、NYダウ 6.42%、S&P500 7.60%、インドSENSEX30 6.04%に迫ってきています。
今週は、2/14英国の離脱案修正の審議採決、米国の政府機関再閉鎖の可能性、、米中通商協議進展への期待が後退しており、ドルの上値が重くいくらかリスク回避姿勢が再燃しそう。
〇 株価諸指数
<日本株>
空売り比率 48.7 45.3 47.5
PER 11.64 12.04 11.22
EPS 1746 1726 1783
PBR 1.05 1.10 1.04
BPS 18827 18898 19244
日経平均VI 19.81 18.35 29.32
騰落レシオ 104.55 105.19 77.88
信用評価損率 -15.00 -13.33 -19.21
NT倍率 13.21 13.29 13.40
外人(週) -1294億、+1201憶、-3263憶
外人(月) -3540憶、-13543憶円
指数は、昨年末より改善中ですが、米国株式頼みで、この水準は買いに分が悪く、指数を考えることより個別銘柄を考えるべきでしょう。すべてが戻り売りに思えるのは私だけかな、当面は唯一強い米国市場に支えられ下値も限定的ですが、上値を追える可能性がなく指数的に見送りが賢明です。外人の売買は、鮮明で12月1兆3543億円売って、1月も3540億円売り越しです。
〇 為替・債券
ドル円 109.74 109.46 109.65
ユーロ 124.28 125.40 125.58
ポンド 142.01 143.29 139.74
ほとんど動きがない。
日本10年債 -0.029 -0.012 0.003
米国10年債 2.6339 2.6842 2.6842
米国5年債 2.4445 2.5033 2.4939
米国2年債 2.4650 2.5019 2.4939
ドイツ10年債 0.087 0.166 0.42
イギリス10年債 1.151 1.248 1.19
米国を中心に利回り低下、ドイツの利回り低下は、経済指標の悪化によるものでユーロ安に繋がっています。
・過去3年間のドル円の動き
1月寄付き 3月終値 変化(円)
2016年 120.15 112.57 -7.58
2017年 117.10 111.40 -5.70
2018年 112.65 106.31 -6.34
2019年 109.84 ? ?
金融規制強化を受けた年末にかけてのドル不足を主因とするドル高地合いが年明け後に一服する上、3月の決算期末を控えた本邦勢の円転需要が高まることによる。今年も3月にかけて円買い需要が高まりそうだ。米中通商協議、英国のEU離脱期限等、難問が山積みの今年はどうですか怖い気もします。株式も為替も戻り一杯とみています。
今日は終わりにします。
明日は、米国株式と個別銘柄についてです。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
また明日。