ONARU BIZ CLUB

新興銘柄ファンのブログ

2019年2月8日 徒然なるままに

明日から3連休の方もいらっしゃるでしょう。当方もゆっくり過ごしますので、本日は徒然なるままに書きます。最近の相場について、昨日、何故米国株式が強いのか。相場に影響を与える英国のEU離脱問題を取り上げました。

マーケットは、大筋の見通しが一番大事ですが、日々の動きからその背後にある考え方や微妙な変化に耳を傾け感じ取ることが重要です。

 

株価指数

NYダウ 25169.53 -220.77

ボリンジャーバンド +1σ 25109 +2σ 25572 パラボリック SAR 24693 RCI 86.67

もう+2σ 25572をつける勢いはなく、MA 24646に向かいそうで7営業日陽転中のSAR 24693ですからパラボリックで陰転の可能性が出てきた。陰転まで25169-24693=476ドルありますがSARは毎日50ドル以上上がりますのでダウは変わらずでも10日も持たない。

 

ナスダック 7288.352 -86.929

ボリンジャーバンド +1σ 7278 +2σ 7421 パラボリック SAR 7146 RCI 85

7営業日陽転中のパラボリック SAR 7288-7146=142 です。1日20前後上昇するので7営業日のストックです。

 

NYダウ、ナスダックをみると、ボリンジャーバンドはセオリー通り+2σで天井を付け、+1σ割れが現状で、MAまで行くとパラボリック SARが陰転して、-1σ -2σに向かう調整に入ります。-2σ割れまで調整したとして、NYダウ 23720、ナスダック 6849ですが、下げの場合ボリンジャーバンドが拡大するのでもっと下落する。

FRBが株価の維持を考えるでしょうから、上記ぐらいなもので大きく下落するのはまだ先です。ということは、下落局面は「買い」でいい。

 

日経平均 20333.17 -418.11

ボリンジャーバンド -1σ 20479 -2σ 20318 パラボリック SAR 20916 RCI 8.33

 

パラボリック SAR は、6営業日ぶりに陰転しました。ボリンジャーバンドが収束(スクイーズ)していて、-2σの水準まできました。どうやら今回の収束(スクイーズ)からバンドウォークは-1σから-2σの動きになりそうです。19000円まで下げるかどうかは、米国株式次第でしょう。

 

マザーズ 853.22 -17.17

ボリンジャーバンド -2σ 843 -2σ 878 パラボリック SAR 930 RCI -90

ボリンジャーバンドが収束(スクイーズ)から-1σ、-2σのバンドウォークは安値 757を割るかどうかですが、世界のどの市場より先行して下落しています。

年前半は、FRB中心でまだ何とかなると踏んでますが、ここで悪材料を考えてみましょうか。

 

 

〇 相場考

2018.12.16 経済学者が中国人民大学で講演して「2018年の中国の成長率は1.67%」と驚くべき発言をしています。これが事実に思えるのですが、2019年の秋の中国住宅バブル崩壊から金融危機を確信させるものです。空き家が5000万戸もあって価格崩壊が始まります。

 

日本並みのGDPなら年収の10倍、15倍、20倍の住宅(新築価格)は、とても買えない。空き家だらけになっても、買えない住宅は政府がどんな対策をとっても、世帯が買える価格に下がります。5000万戸の空き家は、新築(1000万戸/年)の5年分です。建てた後、5年間は売れないという意味は建設価格を2000万円平均と低く見ても、5000万戸で1000兆円の建築費です。

 

既に5年経過は、5%金利で1000×5%×5年=250兆円 これが建設会社の負担になっていて払えないでしょう。銀行は、返済と利払い分を追い貸ししている状態で、かつての日本と同じ。実際は不良債権になっています。

 

政府はGDPの成長率を6.60%と発表しています。中国政府のGDP統計の偽装です。

・住宅価格では売れた価格でなく新築の販売前の価格を統計している

・失業率は都市に戸籍がある人の求職者だけのもの(所得の過剰計算)

・民間と政府の設備投資は、省にまたがるものが二十計上され

・計画されたものが、竣工としてGDPになっている。

 

GDPは名目で13兆ドル(1430兆円:2018年)とされています。平均で4%の上乗せの誤りがあったとすれば、6年間だと「1.04の6乗=1.26倍」です。2018年のGDPは「1430÷1.26=1130兆円」こんなものでしょう。ちょうど元がドルに対して値上がりした26%と一致します。これらを差し引くとGDP成長率は3%ということになります。

 

中国のGDPが1.67%まで落ちる原因は、もちろん米中貿易摩擦の影響もありますが、対米輸出に並ぶ対欧州輸出(2018年:4300億ドル{47兆円})が不振になります。これは昨日書いた英国と欧州の景気の悪化です。

 

中国は本当のことをいいませんが、世界の成長率の低下の影響を受けます。数字でみればGDPは1000兆円として、GDP比20%は輸出(200兆円)に依存しているのは事実で2019年は増えるのか減るのか。結構大きな問題で、中国の輸出が減り、2018年GDPの成長率が+1.67%からさらに下がれば、株価に影響します。

 

英国FT100、ドイツDAX日経平均、NYダウ、SP500、ナスダックでも一番心配するのは、上海総合、香港ハンセンです。肌に感じるのは、未曾有の体験をしなければならないのか。

英国FT100 7093(2/7)が半値になったら日本はどうなるのか。繋がり強い中国はと心配します。日本も中国とは密接です。米国、欧州、アジアと悪材料を考え、かなり株価が下落するのは見えています。付き合うのか、逃げるのか、下げに勝てる戦略を考えるべきか。日本の土地も大幅下落するだろうな。悪の連鎖になってきました。

 

今日は終わりにします。

株式投資はご自分で決定してください。

最後まで読んで下さりありがとうございました。

欧米の株価はどうでしょうか。

また明日。