2019年1月26日 相場雑感
今日はコラーゲンの日です。1960年(昭和35年)1月26日、日本皮革研究所(現・株式会社ニッピ)の研究員であった西原富雄博士が、コラーゲンに関する特許を申請したことにちなんで、株式会社ニッピコラーゲン化粧品が制定した。
西原博士は、水に溶けないとされていたコラーゲンを水に溶かす方法を発見し、これによりコラーゲンが医療品や化粧品などの生活用品に取り入られるようになった。
〇株価指数
1/25終値、1/18比騰落比率、昨年末比騰落率
日経平均 20773 +0.52 +3.79
TOPIX 1566 +0.55 +4.82
マザーズ 967 +1.82 +19.16
日経JQ 3381 +0.38 +5.34
NYダウ 24737 +0.12 +6.04
S&P500 2664 -0.22 +6.30
ラッセル2000 +0.02 +9.96
BOVESPA 97677 +1.64 +11.14
FT100 6809 -2.28 +1.21
DAX 11281 +0.68 +6.85
上海総合 2601 +0.22 +4.32
ハンセン 27569 +1.77 +6.67
SENSEX30 36025 -0.99 -0.12
ロシアRTS 1192 +1.33 +11.81
今週は、小動きで先週比プラスの指標が多いが目立つところはない。昨年末比では、マザーズ+19.16%、ロシアRTS+11.81%、ブラジルBOVESPA+11.14%がグッドパフォーマンスですか。ブラジルは高値更新で終わっています。昨年高値比でマイナス一桁でみると、
ブラジルBOVESPA 0%、ジャカルタ総合-3.15%、インドSENSEX30 -7.38%、NYダウ -7.79%、S&P500 -9.08%、ロシアRTS -9.09%等でドル高が止まったことから持ち直し中といったところか。
逆にワーストは、マザーズは-28.60%、上海総合-26.91%、ハンセンH株 -22.12%、日経JQ -21.33%。マザーズのみ特筆すべき戻りになっている。これをどう読むか。
1/29~1/30 FOMCで利上げが見送られること、その後のパウエル議長の会見が重要になる。1/4雇用統計で賃金の伸び前年比3%台なので改めて利上げの可能性を残すことになれば6月利上げの可能性が高まることになる。米国債利回りが上昇すればドル高になるものの米国利上げは株安を招き、結局ドル安円高になる。今までも思い知らされているので、株価の上値は重いとみています。
〇為替
1/25終値、1/18比騰落比率、昨年末比騰落率
ドル円 109.53 -0.21 -0.11
ユーロ円 125.00 +0.18 -0.46
ポンド円 144.57 +2.26 +3.46
中国人民元 16.227 +0.26 +1.84
ECB理事会で先行きに慎重姿勢、9月利上げ期待14.0%、10月25.9%、12月35.7%と期待は低下している。利上げ期待が高まればユーロ高なのだろうが、現在は上値が重いが下値も堅い展開。1/29英国では、修正案が議会で採決され否決されたとしても延長される見通しで市場の混乱は避けられる可能性が高い。ただ、否決されると国民投票、ハードブレクジットシナリオの可能性高くなった点は警戒しておくべきである。
1/29~1/30米国FOMC、1/29英国議会、1/30~1/30米中通商協議、米王手IT企業の決算といった重要イベントの週だ。年初の米経済への悲観論や米ドルFRBのハト派観測がやや後退すればドル高へと買い戻される。当然ユーロも底堅くなる。
1/30~1/31米中通商協議は、進展が確認される可能性が高く、逆なら制裁関税引き上げになる可能性なら人民元安だ。期限の2月末まで時間があるので交渉の紆余曲折も考えられる。今週は為替でも重要週になる。
〇債券
1/25終値、1/18比騰落比率、昨年末比騰落率
日本10年債 -0.003 -118 -200
米国10年債 2.7585 -0.9 2.7
米国5年債 2.5992 -0.9 3.2
米国2年債 2.6063 -0.2 4.5
ドイツ10年債 0.193 -26.3 -54.0
英国10年債 1.305 -3.5 9.6
インド10年債 7.330 +0.2 +0.1
メキシコ10年債 8.389 -3.0 +9.9
ブラジル10年債 9.083 +0.0 -9.9
上述どおりFOMCでパウエル議長より利上げの選択もあるとタカ派発言が飛び出せばドル高になり米国10年債利回りは3.0%を超えるだろう。株式下落を招くと3年目に入ったトランプ大統領より注文を付けられる。IMFの1/21世界経済見通しでは、米国経済の2.9%(18年)→2.5%(19年)→1.8%(20年)という減速で本来なら長期金利は低下するものです。ところが、FRBがQE時のバランスシート調整を続けていることで、資産ピーク時4.5兆ドルが17年秋から19年1/16時点で4兆0500億ドルに縮小している。
ざっくり5000億ドルが中央銀行に還流している。景気減速でも米国債利回りは上昇しやすくドル高をもたらしやすい。株式にはマイナスで悪いドル高の最終局面を迎えそうです。そんな心配をしてます。
今日は堅い話ばかりで疲れたことと思います。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
明日は、明るくなった新興銘柄とマーケットについてです。
また明日