ONARU BIZ CLUB

新興銘柄ファンのブログ

2019年2月24日 今週の相場

今日は、春近しを思わせるというか幸せを感じる陽気に包まれた一日でした。京都御所の梅園には人が集まり記念の写真撮影が目に付きました。不思議なのは、桜と違って弁当を開きという光景は見ません。やはり、梅はまだ冬のイメージで「寒い」ということでしょうか。

 

7分咲きぐらいですかね。梅も白梅、紅梅で風情があります。梅の次は桃で、いよいよ桜の登場になります。例年より早いみたいで、一番早いと言われる福岡の開花予想が3/16で入学式まで持ちそうにない。入学式、親子で桜の木をバックに写真を撮る、こういうの大好きなんです。少し気が早いかもしれません、相場にも春が来てほしいものです。

 

〇 株価諸指数

 

2/22終値、2/15終値、昨年末終値では、

 

日本株

空売り比率 42.5 44.8 47.5

PER 12.31 12.05 11.22

EPS 1740 1734 1783

PBR 1.14 1.11 1.04

BPS 18794 18829 19244

日経平均VI 17.11 18.64 29.32

騰落レシオ 110.18 103.59 77.88

NT倍率 13.31 13.25 13.40

信用評価損率 -15.13 -15.95 -19.21

外人(2/15週)-655 -1536 -3263

外人(月) -2191 -3540 -13543

 

改善中というのは理解できますが、日経平均EPS 1740円で、12/13には1794円でしたので、3%強の減益状態です。これが、さらに拡大するのは嫌です、米中貿易摩擦の影響で一時的と言い切れないところが悪材料織込み中ですと言っても不安です。

 

 

外人も週単位や昨年末からみれば現物売りは止まってきています。月単位でも12月 1兆3543億円売り越し、1月 3540億円売り越し、2月は 2191億円となっています。先物は買い越しですから問題ないと言い切れません。先物は売買が早く、現物は中長期の買いになりますから現物の買い越しが重要です。

 

 

<その他>

 

VIX指数 13.51 14.91 25.42

SOX指数 1364 1351 1155

ビットコイン 435749 396114 405992

WTI 57.07 55.79 45.41

GOLD 1330 1324 1281

 

 

VIX(恐怖指数)は、平常値に収まる。米国は、大統領選の前年は高いというジンクスやFRBパウエル議長の金融政策における転舵に支えられ安定してきた。

 

ビットコインが上がることは、リスクオンの証明である。WTI原油)も12/24安値42.36から大幅に上昇している。

 

 

株式市場で米国の世界における時価総額が40%近くあり、来年の大統領選挙で再選を目指すトランプ大統領の国民に対するポイント獲得もあるので、最悪期は脱してきた・もちろんパウエルFRB議長の手腕もプラスになっている。ただ、買戻し中心でここから上が大変な気がする。米中通商協議の決着が3/1期限に向かって合意がなされたらどうなるのか。

 

 

いろいろ予測しているが、為替はドル高とみる意見が多く意外な感じをしている。日経平均で22000円やいよいよ本格相場に突入する。そうだろうか懐疑的に見ている。個人的には。ドル安円高になるとみており日経平均も材料出尽くしで下落するとみている。「森より木」の相場であるが、ポジションを拡げず高値は利益確定するべきと考えています。

 

 

背景は、経済指標の悪化、企業収益の減益が大きいし海外では、EU離脱問題で世界中が離脱を図り株価下落、不動産下落懸念のイギリス、貿易摩擦問題と企業債務問題、金融機関の不良債権問題で時限爆弾抱える中国、これらが即効性の解決が難しく株式投資の投資家心理を悪化させている。現在の戻り相場を怖々と見つめています。

 

 

〇 新興銘柄

 

新興市場の銘柄は、東1部やNYダウの素材株がやや軟調はあまり関係なくナスダックやラッセル2000が上昇することが株式上昇の支援になります。今週の米中通商協議の期限やパウエルFRB議長の議会証言が重要なことは十分認識したうえで、2/25~28のスペイン・バルセレナで開催されるモバイル・ワールド・コングレスに注目しています。

 

 

内容としては、世界中から2400社を超える通信、情報関連の企業が集まり、10万人以上が来場する見込み。現在の100倍の速度になる次世代の通信規格(5G)や自動運転、スマホなど最新の通信技術や製品が発表される。米国グーグルや中国のファーウェイのほか、NTTドコモ楽天など日本企業も参加する。

 

 

・5Gを考える

 

これは、各国で研究がされていて2020年以降に関連サービスが本格化します。普及の程度によって物色の対象が異なる点は注意が必要です。先行投資の本格化などが業績に寄与し始めた企業も多く、流れを考えてみましょうか。世界中一緒ですので日本を中心にします。

 

 

① 基地局 

鉄塔、光ファイバー、計測装置、半導体FPGA、ロジック)

代表的関連企業 コムシス(1721)、協和エクシオ(1951)、アンリツ(6754)、アドバンテスト(6857) 次がデータセンターが必要

 

 

② データセンター

サーバー、ネット回線、半導体GPU、CPU)

代表的関連企業 日立(6501)、NEC(6701)、富士通(6702)、ネットワン(7518)、BBタワー(3776/JQ) 次は端末が要ります

 

 

③ 端末

スマホタブレット、電子部品、ウェアラブル

代表的関連企業 MARUWA(5344)、TDK(6762)、京セラ(6971)、太陽誘電(6976)、村田製作(6981) 次は関連サービスが必要

 

 

④ 自動運転、IoT、eスポーツ、娯楽、高精網映像、スマートシティ、サイバーセキュリティ

代表的関連企業 IIJ(3774)、サイバーコム(3852)、CTC(4739)、デンソー(6902)、ラック(3857/JQ)  次は通信キャリア

 

 

⑤ 通信キャリア

関連企業 楽天(4755)、KDDI(9433)、ソフトバンク(9434)、NTTドコモ(9437)

 

5Gの大きな流れを日本株中心に説明しました。関連企業には、ご不満もあるでようがテーマ株として波に乗って頂けたら幸いです。追伸、米国、中国企業も同様に関連企業多い。

 

 

先週の大きな流れで、5Gに対してバイオ関連でアンジェス(4563/マ)遺伝子医薬品「コラテジュン」が製造承認が了承された。サンバイオの脳梗塞新薬が効果なかったことで大幅安になりバイオ株も沈んでいた時だけに大きなテーマ株に浮上しました。

 

 

サンバイオでもそうだったように、アンジェスも患者数が少なく評価の仕方に難しさがあります。拡大解釈して、全世界はオーバーでも米国も範疇にすると言えば現実的になり、夢が大きくなり株価はまだまだ値上がりしても不思議ない。そうなれば再度サンバイオ、ヘリオス等難病治療薬を手掛ける企業に脚光が当たります。

 

 

個人投資家好みはバイオです。今週も賑わうでしょうが高値掴みに気を付けてください。

 

 

 

最後に、量子コンピューター関連について

 

世界の未来を左右する案件です。2019年1月に開催された家電見本市(CES)でIBMが世界初となる商用の量子コンピューターを発表した。

 

 

具体的な用途は、成功確率が2万~3万分の1といわれる創薬の開発や、交通渋滞の改善、正確な天気予報などでの活躍が見込める。現在のスーパーコンピューターでも数千年を要するような問題を短時間かつ超低消費電力で計算できるようになる。

 

 

ハードウェアに関しては、米IT大手やカナダD-Wave社が先行して、日本勢は遅れを取っている。富士通や日立も国内勢では先行している。

 

 

フィックスターズ(3687)1244円 -28円

 

カナダのD-Wave社や富士通、日立と協業、ソフトウェア基盤の開発に着手。

この企業の特徴は、ソフトウェアの高速化技術に強みがある点と量子コンピュータ関連として世界、日本のトップ企業と協業している点である。

 

 

チャート画像

高値 2080円(18/3/13)、安値 929円(18/12/25)発行済み株式数 3359万株 時価総額 417億円 EPS 23.70円 PER 52.49倍 BPS 79.05円 PBR 15.74倍

 

 

テクニカル分析

ボリンジャーバンド -1σ 1288円 -2σ 1218円 -1σ~-2σの世界に入っている。12/25安値929円から2/5高値1470円をつけ、現在は調整中 パラボリック SAR 1368円 12営業日連続陰転中である。RCI 24.0と人気離散している。「買い」でいい。

 

 

株式投資はご自分で決定してください

最後まで読んで下さりありがとうございました。

また明日