2019年3月3日 今週の相場
先週も色々ありました。徒然なるままに書くと、スペイン マドリードで世界最大のモバイル見本市「Mobile World Congress」で早速の5GはAndroidだけでAppleは1年は遅れるとQualcommから強いメッセージが出ています。アップル関連に影響出ますね。
パウエルFRB議長の議会証言は、バランスシートの縮小を年内に終了する。GDP(約20兆ドル)の16%-17%ですから3兆2000億ドル~3兆4000億ドルへ。予定通り
米朝首脳会談が決裂しました。推測でしかないが、北朝鮮は核保有国として認定して欲しいし、経済協力も経済制裁も解除してください。これに対しトランプ大統領がキレた。結論は韓国より日本を選択したということです。北朝鮮、韓国の動揺や中国にも影響が出ます。
週末の米国ISM製造業景況指数は、54.2と予想55.8から結果は悪かった。それだけでなく先週分は、日本の鉱工業生産(1月速報)、法人企業統計(10-12月期)、消費者物価指数(1月)、完全失業率(1月)、消費動向調査(2月)、米国では、1月個人所得、12月個人消費、中国は、2月の製造業PNI、2月の非製造業PMI等悪い数字ばかり、良かったのは、米国18年10-12月期実質GDP速報値 +2.6% 予想+22.2%ぐらい
今週は、3/5全人代(中国)が開幕、3/6OECD,経済見通しの発表、3/7ECB定例理事会、3/8景気ウォッチャー調査(2月)、3/8 米国2月の雇用統計、3/8メジャーSQです。
日本株は円安から円高になれば下落しますので、米国の経済指標が弱いのがネックで、週末の雇用統計は警戒が必要である。米国では、3/5 2月ISM非製造業景況感指数、12月の新築住宅販売件数、3/6 2月ADP雇用統計、12月の貿易収支、3/8 1月の住宅着工件数等の発表が控えていてドル高になるかなんとも言えない。
〇 株価諸指数
<日本株>
空売り比率 40.7 42.5 47.5
PER 12.36 12.31 11.22
EPS 1747 1740 1783
PBR 1.14 1.14 1.04
BPS 18949 18794 19244
日経平均VI 16.80 17.11 29.32
騰落レシオ 110.13 110.18 77.88
信用評価損率 -13.23 -15.13 -19.21
NT倍率 13.37 13.31 13.40
外人(週) -3463 -65524 -326364(百万)
外人(月) -222625 -354035 -1354391(百万)
改善中であるが、日経平均EPS 1747円で12/13高値 1794円から-2.58%減益が気になる。外人は、先物を合わせると買い越しであるが、先物は売買頻繁で現物を買ってこないと話にならない。先週は-34憶と兆しは見えてきた。嫌なのは、NT倍率が13.37倍と日経平均÷TOPIXであるが、値がさで日経平均を押し上げるのは反動が出るので困ったものだ。
<その他>
VIX指数 13.57 13.51 25.42
SOX指数 1363 1364 1155
ビットコイン 425890 435749 405992
WTI 55.75 57.07 45.41
GOLD 1294 1330 1281
VIX指数(恐怖指数)は改善している。FRBの政策変更によるものが大きいが、発表される経済指標が悪くなくいいものもある。金利上昇は、ドル高のはずだが、株式市場はネガティブに反応するし円高になる傾向がある。金利引き上げ局面も意識される可能性もあってまだ利上げなしとも言い切れない。ビットコイン、WTI(原油)はリスクオン商品でドル高に寄与する。GOLD(金)はドルの代替商品のイメージだけにドル高に固まりつつあるのか。
〇 新興市場
3/1 を振り返ると
マザーズ 928.97 +10.79 1261億円
日経JQ 3477.62 +9.29 523億円
ここでJQが1000憶円超えになればピーク感が否めないがまだその域に達していない。
・売買金額50億円超え銘柄
スマレジ(4431/マ) 3940円 +15円 223億
アンジェス (4563/マ) 1015円 +35円 200億
ラクオリア (4579/JQ) 1954円 +13円 109億
UUUM (3990/マ) 5950円 +70円 68億
本日は 4銘柄で新登場なし。バイオ 2銘柄、IPO 1銘柄、新形態 1銘柄です。
全市場でストップ高12銘柄、新高値32銘柄でした。
IPOは足が速いので、高値掴みに注意したい。バイオもテクニカル的に買い辛い。
先日のSNS投稿で、総務省から規制等が出る話でUUUMが 6870円→5030円に下落しました。ボリンジャーバンド +3σ→-3σまで売られましたが、そこは「買い」ですよね。
バイオも+3σ圏内で悪材料出て急落するかもしれませんので、待つことも必要です。瞬間でなく2~3営業日チャンスが来ますのでじっくり構えましょうか。
〇 テーマ株
現在のところバイオ、5G、IPO(新規公開)が人気で飛ぶ鳥を落とす勢いです。ただ、微妙に違いが出始めております。
バイオと言っても、バイオ創薬、臨床検査受託、医療システム、医療事務・医療業務支援と分野の違いまで相場は細かくなっています。やはりバイオ創薬が一番人気で、あとは似たようなものですがパフォーマンスが高く他のテーマよりいい。
バイオ創薬は、遺伝子関連技術などの最新技術にもとづいた創薬、医療技術等の研究開発を行う。代表はアンジェス(4563/マ)、オンコリス(4588/マ)、ラクオリア創薬(4579/JQ)、窪田製薬(4596/マ)、リボミック(4591/マ)、ナノキャリア(4571/マ)、3Dマトリックス(7777/JQ)、GTS(4584/マ)、ブライトパス(4594/マ)、テラ(2191/JQ)等です。
これらの中には、山中教授がノーベル賞を受賞して大相場をだした2013年~2014年テンバガー(10倍高)を続出した組が含まれますので「夢よもう一度」ですか。
5G関連と言いましても先日通り段階に差があり、基地局→データセンター→端末→関連サービスで利益が出てきます。先ず基地局絡みから利益が出始めて、日米中でも値上がりが大きくなっています。代表株はアンリツ(6754)、コムシス(1721)、アドバンテスト(6857)、米国では、ザイリンクスです。順番になって相場が形成されます。
現在の5G関連
アイレックス(6944/JQ)、ネクストジェン(3842/JQ)、アンリツ(6754)、理経(8226/東2)、ソフトバンクG(9984)等が値を飛ばし賑わっています。これらは先行組なのでしばらく上がれば止まる筈です。5Gの相場は息が長く投資家の眼も肥えてきますので高値掴みに注意して下さい。
直近IPO(新規公開)
2/22 識学(7049/マ)5520 公募1800 初値4550 高値5740 PER92.3倍
2/26 リックソフト(4429/マ)9900 公募4000 初値9050 高値11470 PER110.0倍
2/27 東海ソフト(4430/東2)2448円 公募1500 初値2872 高値2969 PER23.8倍
2/28 フロンティアI(7050/マ)3330 公募2410 初値2715 高値3330 PER20.7倍
2/28 スマレジ (4431/マ)3940 公募1370 初値3225 高値4380 PER138倍
今週は、3/5 国土開発(1887/東1)だけですが、次の週は5銘柄控えております。
これもお祭り騒ぎで、材料は値動きだけと言う事にもなりかねませんから高値掴みと「投げ」に注意が必要です。
〇 注目株
相場が強い中、日々マネーゲームが進み、短期間による売買が増えつつある。いくらいい銘柄でも高値掴みだと次に乗り換えられる。「投げ」が出やすい。
そろそろという訳でもないが、
サインポスト(3996/マ)
チャート画像
3645円 +45円 高値 5620円(18/11/9)安値 2116円(18/6/27) 発行済み株式数 1069万株 時価総額 389億円 PER 142.89倍 PBR 29.92倍
スーパーワンダーレジで2/21 JR東日本傘下と無人決済店舗の事業化に向けて合弁会社設立。愈々事業化段階に入った。2/22 3865円 +700円ストップ高まで買われ、利食いや目先筋の投げが終わりそうで出直りに期待。「買い」
株式投資はご自分で決定してください
最後まで読んで下さりありがとうございました。
明日からマーケット再開です。
また明日。