2019年1月19日 相場雑感
1/19は何の日か検索しますと、空気清浄機の日とでています。語呂合わせで「いいくうき」らしい。2006年日本電機工業会によって制定された日で、「空気清浄機の認知度を高めて普及し、正しい使い方を広める」これが主旨です。イメージは、花粉対策、アレルギーや呼吸器系の疾患の原因となるハウスダストなどを除去する。空気をきれいに保って快適に過ごしたい方々にとっては重要です。
〇株価指標
日経平均 20666 +1.50 +3.25
TOPIX 1557 +1.82 +4.25
マザーズ 950 +6.83 +17.02
日経JQ 3368 +2.24 +4.94
NYダウ 24706 +2.96 +5.91
SP500 2670 +2.87 +6.54
ナスダック 7157 +2.66 +7.87
ラッセル2000 1482 +2.43 +9.93
FT100 6968 +0.72 +3.57
DAX 11205 +2.92 +4.21
CAC40 4875 +1.98 +4.21
BOVESPA 96096 +2.60 +9.34
上海総合 2596 +1.65 +4.09
ハンセンH株 10636 +1.74 +5.06
レッドチップ 4338 +1.47 +4.05
香港ハンセン 27090 +1.59 +4.82
SENSEX30 36386 +1.05 +0.88
ロシアRTS 1176 +2.66 +10.34
週間ベースでは、マザーズ+6.83%、NYダウ+2.96%、SP500 +2.87%、ブラジルBOVESPA+2.60%、ロシアRTS+2.66%等ほとんどがプラスで終わった。米中貿易摩擦の緩和発言や米国NAHB住宅市場指数、フィラデルフィア連銀景況指数といった経済指標が予想を上回ったため過度な悲観論が修正された。安全資産安・リスク資産高の流れが優勢になった。
昨年来でもマザーズ+17.02%、ロシアRTS+10.4%と軒並み+10%に迫る値上がりで、特筆すべきはブラジルBOVESPA96096と年初来高値を更新して引けた。
今週も米中貿易摩擦の進展が期待されるし、英国のEU離脱も期限延長の見通しが強く無秩序離脱への警戒は和らいでいる。米国株式反発はFRBが利上げへの慎重な姿勢に転じたことが大きく悪くもない経済指標だけにインフレ期待が高まり、米ドル金利が上昇すると、株価が反落し、市場が再びリスク回避的に転じる危険性も高い。来週は、リスク回避の緩和による円安ドル高も見込めるが、米株高、金利上昇という矛盾があり、戻り相場の上値の重さを思い知る可能性が高いと見る。
〇為替
ドル円 109.76 +1.20 +0.10
ユーロ 124.78 +0.26 -0.64
ポンド 141.37 +1.37 +1.17
スイスフラン 110.21 -0.05 -1.09
ロシアルーブル 1.6586 +2.24 +5.51
トルコリラ 20.625 +3.72 -0.51
豪ドル 78.65 +0.37 +1.89
中国人民元 16.185 +0.90 +1.58
南アランド 7.9261 +1.12 +4.09
メキシコペソ 5.7504 +1.46 +2.99
ブラジルレアル 29.244 +0.01 +3.54
上述を参考にしていただくとして、今週は110円台があるでしょうが、米国金利上昇だけでは維持は難しく、金利上昇は株価の上値を抑えることになりそうなので終わってみたら円高に戻っていたことも想定して置く必要がある。
ユーロは、ドイツZEW景気期待指数やIfo期待指数が発表となるが悪化は織り込み済みで下げ止まりかどうかにかかっている。下げ止まればユーロのサポート材料になる。
〇債券
日本10年債 0.016 0.017 +433.3
米国10年債 2.7842 2.7007 +3.73
米国5年債 2.6231 2.5288 +4.18
米国2年債 2.6139 2.5408 +4.81
ドイツ10年債 0.262 0.239 -37.6
英国10年債 1.353 1.290 +13.70
豪10年債 2.315 2.333 -11.98
インド10年債 7.310 7.588 -0.14
メキシコ10年債 8.656 8.625 +13.45
ブラジル10年債 9.080 9.186 -9.97
上述どおりFRBがトランプ大統領の意向を受けたわけではないだろうが、年内利上げはない見通しで、株式、為替が戻っている。ただ、先物では、年内利上げ0%→25%に復活しているし、1/3,1/4米10年債2.54%台を即に2.78%まで反転上昇している。非常に見通しがつきにくい年なのでこの債券の戻りは信じていいものなのか疑問である。様子見しかない。
〇 相場考
昨年末比で落ち着きつつあるが、株価、債券、商品に比べて為替の戻りが弱い。つまりドルが戻らないのは何故か。12月日銀短観によれば、2018年度下期の大企業・製造業の想定為替レートは109.26円でこれの影響もあってドル円は戻り売りに押されているのか。世界の景気減速もインフレ懸念を押さえている。
どちらにしても円高は拭い去れない年になる。株式相場は、指数的にどこで戻り一杯になるのかだけに思える。今年は新興銘柄の年で、値上がりが期待できそう。
明日は、株価諸指数でのマーケット分析、新興市場銘柄を考えています。
堅いところの話で読むのもお疲れだったことと思いますが、最後まで読んで下さりありがとうございました。
また明日