ONARU BIZ CLUB

新興銘柄ファンのブログ

2019年3月15日 米中を考える

 

〇 相場考

 

明日は、土曜日で立会は3/18(月)からになりますので、本日は徒然なるままに書きます。

 

ここ数年、外国株に投資する方々が増えています。確かに、時価総額の増え方も大きくFANGフェイスブック、アマゾン、ネットフリックス、グーグル)などいい例です。しかしながら2018年は、年末にかけて値下がりしました。

 

2011年から8年間にわたるS&P 500社の自社株買いは4兆ドル(440兆円)であり、これで時価総額を1200兆円増かさせています。発行済み株式数を減少させ時価総額を高め、経営者はストックオプションを受け取る。これが米国株式値上がりの構図でした。

 

 

2018年は130兆円という史上最大の自社株買いがあっても、株価が反応しなかったのは「米国株は高すぎる」と投資家が考え、自社株買い発表銘柄=投資家の買い増加になりませんでした。日本で言えば、日銀のETF買い(2018年は約6.5兆円)みたいなものです。

 

 

米国には、36兆ドル(3960兆円:米国GDPの2倍)の対外負債、30兆ドルの株式時価総額(3300兆円)があり、限界まで来ていて 今後金融危機を引き起こす可能性があります。

 

 

2019年秋 20%、それをきっかけに20%~40%かどっちか判りませんが、昨年末ぐらいかそれ以上の暴落があるとみています。

 

 

貿易赤字も 7962億ドル:18年87兆円と財政赤字 7790億ドル:18年86兆円あって家庭で言えばいつパンクしてもおかしくない状態です。

 

 

貿易赤字による海外からの借り入れ 財政収支の赤字は 国債発行によるもので自国で販売できず 半分は海外勢に買って貰っています。

 

その米国債の発行残 21.7兆ドル(2310兆円:18年) GDPの1.1倍で日本の2倍より遥かに下ですが、議会で決めている政府の債務上限は22兆ドルですから、法の変更が必要です。ねじれがありますので弱点です。

 

対外債務の危機は、ドル安要因になりますが、それをできない事情があります。そう、半分は海外勢が保有していて、「ドル安」にすると、日本で「円高」になると為替差損が発生し、一斉に売られ、米国の金利が高騰するからです。株価暴落を招きますから、「ドル高」になっています。これが「円高」になる時は、米国株式が「暴落」した時だけです。

 

結論

 

GDPの2倍になった対外債務(36兆ドル:年1兆ドル増加)

時価総額3000兆円を支え切れるのか

 

 

負債の増加により株価を上げ、経済を成長させた米国において、臨界点がいつ来るかだけです。

 

トランプ大統領就任で、大幅減税で株価は上昇しました。その裏で、財政赤字は増えて、政府負債(国債発行)が増えています。2018年は、株価も上がらず、政府の負債だけ増えました。

 

リーマン以来の、経済恐慌が、起こりそうです。FRBが意図的に動きますから、多少引き延ばすことは可能ですが、例えば、FFレートを引き下げてつまり利下げに打って出て「自社株買い」を促し一時的に株高を演出するとか。

 

オーソドックスには、諸悪の根源である貿易赤字の減少です。米中、米欧、日米、貿易協議は難航しそうです。

 

日米中欧の株価は上値が重いというより、暴落危機が存在するということでしょう。買ってはいけない順番は、

 

欧州>日本>米国>中国 

 

中国は絶対駄目でかつての日本と一緒で失われた〇〇年になり、米国を超えることは当分、いや出来なくなる可能性高く、中国人民元のデノミも将来的に可能性もありそうので、投資はやめた方がいいし、保有しているなら日本に還流させないとやばい。

 

米国も怖いけど、下がったところは買いで、日本や欧州も同様に思う。しばらく指数売買より「森より木」の相場が続き、新興市場が賑わう、まだまだこれからですよ。

 

 

株式投資はご自分で決定してください。

暗い話で申し訳ございませんでした。

最後まで読んで下さりありがとうございました。

また明日