2019年2月27日 マネーゲーム
サンバイオがこけてバイオ相場は終わったかというぐらいサンバイオの痛手は大きかった。1/21高値12730円→2/5安値2401円 2/27終値2815円で戻っていません。マザーズはサンバイオショックを乗り越え8日連騰です。
米国株式は上値が重くなっています。イベントの最中で、米朝首脳会談、米中通商協議、株価に織り込みつつも合意内容が発表になってなく、マーケットは期待感で強張っています。
日本株>米国株 これは、割高度合いです。テクニカルでは、日経平均が世界のどの市場より割高です。米国株が下落しないので出遅れていると煽って割高になっています。
NYダウ 26057.98 -33.97
ボリンジャーバンド +1σ 25885 +2σ 26311 +1σ~+2σ
パラボリック SAR 25879 19営業日陽転中 RCI 86.67
120ドル安でパラボリック SARが陰転します。前回1月末も陰転しましたが2営業日で陽転しましたので陰転後 相場が崩れなければ陽転もあります。今回の陰転後はどうか。
ナスダック 7549.29 -5.162
ボリンジャーバンド +1σ 7507 +2σ 7636 +1σ~+2σ
パラボリック SAR 7494 19営業日陽転中 RCI 88.33
40ポイント安でパラボリック SARが陰転します。前回1月末も陰転しましたがNYダウと同様、2営業日で陽転しました。
NYダウ -120ドル安 ナスダック -40ポイント安で、テクニカル的に「売りサイン」が点灯します。それは買い疲れもあるので仕方ないにしても鋭角的な下げにならなければ、押し目買いの強い相場なら深押しもなく再度陽転する。
問題は、数週間後~数か月後には天井を打ち大幅安になるとみています。楽観的な米国人の典型指数 VIX指数(恐怖指数)に注目してください。崩れる時はこの指数からです。
日経平均 21556.51 +107.12
ボリンジャーバンド +1σ 20719 +2σ 21754 +1σ~+2σ
パラボリック SAR 21137 11営業日陽転中 RCI 88.33
380円安でパラボリック SARが陰転します。前回1月末も陰転しましたが3営業日で陽転しましたので陰転後 相場が崩れなければ陽転もあります。今回の陰転後はどうか。
マザーズ 939.41 +6.80
ボリンジャーバンド +2σ 936 +3σ 961 +2σ~+3σ
パラボリック SAR 878 6営業日陽転中 RCI 100
60安でパラボリック SARが陰転します。NYダウ、ナスダック、日経平均はボリンジャーバンド +1σ~+2σのバンドで推移していますが、マザーズは+2σ~+3σで 2%~5%の世界に突入しています。短期順張りでは +2σ~+3σに突入は相場が変わった証拠で「買い」という方もいらっしゃいますが、基本では+2σ~+3σは「売りサイン」この見方でいい。
私には、マザーズは加熱で、少し覚まさないと次のステップに繋がらない。10営業日ぐらい調整した方がいい。ここは新規買いより、利益確定優先です。新興銘柄は高値からとんでもなく下落する傾向がありますので、買値のチェックをして下落時に買い出動できるように「リスク管理」をすることも重要です。高値掴みは命取りになり、将来的に有望でも「買値」が高値では儲かりません。
〇 新興市場
マザーズ 939.41 +6.80 1406億円
日経JQ 3476.84 +21.26 510億円
識学からIPO(新規公開)が再開されましたので、馴染みのない会社が人気化して市場はいいのでしょうが、戸惑うのも事実です。新興市場は、個人投資家が戻りつつあります。
・売買金額50億円超え銘柄
アンジェス (4563/マ) 1130円 -60円 319億
オンコリス (4588/マ) 2379円 +243円 153億
ラクオリア (4579/JQ) 2089円 +400円 76億
Kudan (4425/マ) 23860円 +400円 68億
識学 (7049/マ) 5480円 +460円 62億
そーせい (4565/マ) 1331円 +106円 60億
✫リックソフト (4429/マ) 10300円 初 57億
メルカリ (4385/マ) 3035円 -240円 50億
8銘柄で初登場1銘柄でした。50億円超え銘柄の常連だったサンバイオ(4592/マ)、UUUM(3990/マ)が9位、11位で入れない。リンク(4426/マ)が10位で9位~11位は47億円から49億円ですからカムバックありです。
本日の8銘柄は、バイオが相変わらず中心で4銘柄、IPO(新規公開)3銘柄、あとメルカリという顔ぶれでした。バイオのユニフォームを着てないと人気化しません。
流石に、買える銘柄がありません。8銘柄はボリンジャーバンド +3σの世界で、高値掴みのトラウマがあり、金縛りになりそうです。明日以降もバイオや、IPO銘柄を売買される方は注意して下さい。私は様子見します。
〇注目テーマ株
これは、大丈夫というか妙味を感じるのは「量子コンピュータ関連」です。最近動きがいいです。
<汎用コンピュータと量子コンピュータの違い>
すべての情報は0と1の組み合わせで表現され、ビット列を変換して異なる状態にすることを繰り返して計算している。ともに一緒であるが、汎用コンピュータは「0」か「1」の状態、量子コンピュータは「0」と「1」両方の状態つまり重ね合わせ状態。量子コンピュータのいいところは、演算速度が指数関数的に伸びる。
<量子コンピュータの必要性>
半導体の集積密度は18~24か月で倍増し、チップは処理能力が倍になってもさらに小型化が進むという法則
ムーアの法則に限界が近づく中、データ処理の解決策として
量子コンピュータの登場となる
世界の未来を左右する「量子コンピュータ」に熱視線
具体的
・創薬における分子類似性検索の高速化
・金融におけるローリスクま分散投資
・工場・物流における倉庫部品の最適化配置
・デジタルマーケティングにおけるパーソナライズ広告
以上が言われているが、現在のスーパーコンピューターでも数千年を要するような問題を、短時間かつ超低消費電力で計算できるようになる。
数年前も相場になったが、あまりの理想買いで続かなかった。2019年1月に開催された家電見本市(CES)でIBMが世界初となる商用の量子コンピュータを発表した。
関連銘柄
フィックスターズ(3687/東1)1348円 +53円
チャート画像
ユビキタスAI(3858/JQ)765円 +36円
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NF回路(6864/JQ) 1863円 +209円
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以上の3銘柄に目が行きます。
株式投資はご自分で決定してください
最後まで読んで下さりありがとうございました。
また明日